肝不全とは?どういう病気?

肝不全とは、簡単に言えば様々な要因で肝臓の機能が大きく低下した状態のことを言います。肝臓は体内の老廃物を綺麗にする役割も担っており、この機能が低下すると老廃物が貯まってしまい様々な重い障害が現れることになります。

具体的な病名としては、肝硬変や脂肪肝、ウィルス性肝炎などの肝臓病が進行し、悪化すると肝不全と診断されます。また、肝がんにかかると肝不全を発症するケースも多く、最悪の場合命を落とすこともある恐ろしい病気なのです。

肝不全になる原因は?

肝不全の原因としては様々なものがありますが、中でも大きな原因とされているのがアルコールの過剰摂取やウィルス感染、太り過ぎです。ウィルス感染はもともと肝炎ウィルスを保持している人の血液を介して感染することが多く、出産時に母親から赤ちゃんへ感染してしまうこともあります。

現在ではワクチンの開発も進んでおり、輸血にウィルスが含まれていないかなどのチェックも厳格に行われているため、そこまで大きな心配はありません。

乱れた生活習慣の与える影響も大きく、アルコールを多く摂る人は肝不全を引き起こす危険性も非常に高くなります。肝臓は摂取したアルコールを分解する役目がありますが、この過程で生成されるアセトアルデヒドという成分は非常に毒性が強く、これに長くさらされる肝臓はダメージが大きく、組織の線維化など様々な症状が現れるのです。

また、運動不足やカロリーの取り過ぎなどで太り過ぎると、肝臓の周りに脂肪が大量にくっついてしまう脂肪肝という状態になり、本来の機能をうまく果たせなくなります。

このようなアルコールや太り過ぎと言った原因は、自分の努力次第で改善することが可能なので、できるだけ日ごろから注意するようにしましょう。

肝不全の症状について

肝不全の主な症状としては、肌や眼球が黄色っぽくなる黄疸や腹水、肝臓の機能が低下したことで脳までアンモニアが送られてしまう肝性脳症、出血が起こりやすいためにアザや内出血がすぐにできてしまうといったことが挙げられます。

また、肝不全は大きく分けて急性肝不全と慢性肝不全の2種類に分けられ、それぞれ特徴が異なります。急性の場合は数時間や数日と言った短い期間に急激に症状が悪化し、救急車で運ばれるような激しい症状が現れます。

処置が遅れると命に関わることも珍しくなく、予断を許さない状態に陥ってしまいます。一方慢性の場合、数年という長い期間を経て徐々に進行していくためなかなか気づきにくく、やっと気づいた時には症状が非常に進行しているケースもよくあります。

このため、肝不全と診断されたら早急に名医に診てもらうことが大切です。有名な名医であれば的確な診断や効果的な治療を行ってもらえ、症状の改善に役立ちます。名医を知らない場合は、ネットなどの名医検索サイトで簡単に探すこともできるので、肝不全の名医と指定して検索してみましょう。